事業案内

Business

事業紹介

コンクリートの施工過程

”生コン”とはまだ固まる前の生のコンクリートのことです。様々な大きさ・形状の構造物を作り出すために欠かせません。

生コンの材料となるのはセメント・水に加え、細骨材・粗骨材・混和材剤と言われる砂や石、薬剤などの様々な材料で、それらを混ぜることで強度のあるコンクリートとなります。

01生コンの製造

セメントとは水と反応して硬化する(固くなる)性質をもった粉のことです。コンクリートはこのセメントと砂利や砂など(骨材と呼ばれる)、それに水を加えることで作られます。その固まる前のものを生コン(フレッシュコンクリート)と呼びます。 建物を建設するうえで欠かせない材料であるコンクリートには長期の利用や地震や火事等の災害に耐える強度が求められますが、硬すぎると振動や衝撃を逃がせず逆に脆くなってしまいます。一方で生コンの状態では様々なデザインの建物のために用意された型の隅々までを十分に満たせる柔軟性も必要です。しかし、柔らかすぎると混ぜ合わせた材料が分離してしまい、十分に固まりません。ちょうどよい生コンを製造するためには品質管理が重要なのです!

生コンの品質管理
02生コンの品質管理

生コンは発注先と取り決めた性能や品質で納入します。そのため、スランプや空気量、塩化物含有量などの試験、また圧縮強度など、その他所定の試験も行っています。

生コンの品質管理

コンクリート用語
スランプ 生コンクリートの柔らかさの程度を表す数値
空気量 コンクリート中に含まれる空気の体積の割合
塩化物含有量 生コンクリートに含まれる塩化物イオン量の事。塩分が多いとコンクリート中の鋼材の腐食に影響する
強度 コンクリートが圧縮や引張などの力に対して抵抗する能力
生コンの配送
03生コンの配送

混ぜ合わせた生コンは時間がたつにつれ固まっていきます。交通渋滞や、建築現場での手間取りなど生コンには関係ないのです。工場で製造された生コンは90分以内に現場に納品しなければいけないと定められています。スムーズに現場に流し込むためには工場と建築現場、生コンの運送の方々のチームワークが欠かせません。

生コンの施工
04生コンの施工

生コンが建築現場に到着してから、受入検査合格後にいよいよ打設作業に入ります。
ミキサー車からポンプ車に送り込み、建築現場の必要箇所へ流しこむのです。
コンクリートは建築物の基礎や壁、柱など様々な箇所に利用されています。
建築現場にはこれらを造るための型枠が用意されており、これにコンクリートを流し込み形成していきます。

コンクリートの養生・完成
05コンクリートの養生・完成

生コンが固まり十分な強度を発揮するまで約1か月かかります。また正しい施工をしなければ、耐久度が落ちひび割れ等の欠陥が発生してしまうのです。よって原料、製造過程から現場での施工、養生と多くの人による長期的品質管理が必要とされます。

生コン原材料

セメント(種類・セメント製造業者)

  • 普通ポルトランドセメント(太平洋セメント)
  • 早強ポルトランドセメント(   〃   )
  • 高炉セメント      (   〃   )
  • 中庸熱ポルトランドセメント(  〃   )
  • 低熱ポルトランドセメント (  〃   )​
  • 低発熱型高炉セメント(デイ・シイ)

骨材(主な産地)​

  • 砂…千葉、埼玉、東京、三重、高知、大分​
  • 砕石…北海道、埼玉、東京、神奈川、山梨、三重

各種混和剤

施工事例

  • 横浜ランドマークタワー

  • 東京国際空港

  • 川崎フロンティアビル

  • 横浜ベイブリッジ